片頭痛は、「片頭」だから、頭の片側だけが痛む頭痛と思われがちですが、そうではありません。頭痛をときどき起こす病気の名称で、片側だけでなく両側のこめかみ、前側のおでこ、後頭部、目の奥など、色々な部分に痛みが出ます。
片頭痛は、キラキラしたものが見える・焦点が合わないなど、何かしら前触れがある人もいますが、突然、頭痛に襲われる人もいます。その痛みの強さや、めまい、吐き気など、日常生活に支障をきたす頭痛です。生理中に起こる頭痛も片頭痛で、女性に多い頭痛になります。
ちなみに、「片頭痛」と「偏頭痛」、両方の漢字を見かけると思いますが、文学的には「偏頭痛」とされ、医学的には「片頭痛」とされています。片頭痛と、偏頭痛で漢字が違うので、別々の頭痛と思われている方も、いるかもしれませんが、同じものです。当ホームページでは、片頭痛で統一しております。
片頭痛の痛みは主に、こめかみや、目の周りなどが「ズキンズキン」と脈打つように痛むのが一般的です。しかし、頭が締め付けられるように痛みが出たり、おでこや、後頭部、首や肩などに痛みが出る人もいます。
頭痛の頻度も、人によって異なります。1週間に1回ぐらいの人もいれば、連日続く人もいます。また、ストレスから解放されたあとや、休日に起こりやすいのも、片頭痛の特徴です。
しゃがんだり、階段の上り下りなど、ちょっとした動作によって悪化することもあり、また、お風呂に入って体を温めても、ひどくなる傾向にあります。その他、音・光・におい、天気による気圧や、気温の変化に敏感であることも特徴です。
頭痛の頻度や、発作の原因もさまざまなタイプがありますが、吐き気、めまい、嘔吐などを一緒に発症するのも片頭痛の特徴です。その他に、首や肩の痛み・背中や肩甲骨の痛み・不眠なども起こる人がいます。
片頭痛は、「閃気暗点(せんきあんてん)」という、頭痛が起きる前兆が現れます。キラキラしたものが見える、光が流れて見える、焦点が合わない、見えづらくなるなど、さまざまです。しかし、前兆が現れる人は、全体の10%~20%と、それほど多くはありません。
片頭痛は、脳の血管が急激に拡がり、炎症が起きることで痛みが出ます。また、血管が拡がると、周りの神経を刺激して、二次的な痛みも出るのです。ですから、血管が拡張される要因が、片頭痛の原因にも繋がります。
赤ワインや、チーズ、チョコレートなど、血管を拡張させる食べ物によっても、頭痛が誘発されます。また、光、音、においなどでも誘発されることがあり、寝不足や寝すぎ、自律神経に影響を与えるストレスなども、片頭痛の引き金になることがあります。
片頭痛は、女性に多く発症しますが、その一つの要因は、女性特有の体質と深く関わっています。女性ホルモンの影響で、生理前にエストロゲンという女性ホルモンが減少し、脳血管の安定性が崩れ、頭痛が発生しやすくなります。
また、初潮、思春期、妊娠、出産、更年期と、それぞれの時期によって、体内の女性ホルモンが、めまぐるしく変動します。ときとして、それが、頭痛を引き起こす原因ともなるのです。ちなみに、片頭痛の女性が妊娠すると、ホルモンの関係で、8割近く片頭痛が治まります。しかし、産後から再び片頭痛が起こり始めます。
上記のように、片頭痛にはさまざまな要因があります。しかし、当院では、骨格の歪みを整えて、筋肉の緊張を取り除くこと、そして、血行の流れを良くして、こり(老廃物)を取り除けば、片頭痛は改善すると考えています。その理由は、片頭痛ではない人たちも、体の仕組みは同じだからです。
脳の血管が拡張されることは、誰にでも起きています。チョコレートを食べたり、寝不足やストレスも、ほとんどの人が経験します。女性であれば、もちろん生理もきます。それでも、片頭痛にならない人がいます。
普段から姿勢が悪かったり、同じ姿勢を長時間続けると、骨格は歪み、筋肉も硬くなり緊張します。すると、筋肉の収縮運動が低下し、血行不良が起きます。血行状態が悪い中で、血管が拡張される要因が起こると、より片頭痛が引き起こされやすくなるのです。
ですから、骨格の歪みを整えて、筋肉の緊張を取り除き、血行の流れを良くしておけば、血管が拡張されても、血管が拡がる幅が、それほど大きくないので、炎症も起きず、神経を刺激することも無くなり、片頭痛が改善されます。
片頭痛は、日常生活に支障をきたす程の、ひどい症状が現れる頭痛です。頭痛により、急に動けなくなったり、寝込んでしまったりと、経験した人にしかわからない辛さがあります。その都度、薬でなんとか痛みを抑えられたとしても、頭痛に悩みながらの生活が、一生続くのは不安だと思います。
当院は、頭痛の治療に特化した、矯正治療の専門院です。日常生活に支障をきたす、辛い片頭痛を、根本から改善したい方は、ぜひ、オンリー1整骨院・整体院にご相談ください。